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Radio28 を経て DJ編

Radio28 を経て DJ編

Radio28 とは

鳳祭2019にて、EPDSで行った企画の1つ。
4年生(NE28)が毎日違うゲスト(身内)を呼んでテキトーに話すだけのラジオです。
ラジオと言ってもFMやWebでの配信は一切していません。
ブースにご来場して頂いた人やEDPSの部員に向けて、その場で話すだけの簡易なものです。
MCはもってぃー(@mottei_s)とよねちゃん(@onaka_zako_ggi)の2人。
もってぃーが仮想ミキサーでわちゃわちゃして、よねちゃんがうま~く喋ります。

DJ環境

Radio28では使える機材や環境がかなり制限されていました。
この記事では、そんな環境の中で構築したシステムを紹介したいと思います。
きっと、来年は後輩くんちゃんたちが楽しいトークをしてくれるだろうし......

初めにわかっていた環境は次の通りです。

  • 会場は Active! スタジオ202(地下)
  • 会場内の機材は使えない
  • 使える電源に限度がある
  • まともな音響機材は用意できない
  • 大学内のWi-Fiでは配信ができない

ここから次の選択を迫られました。

  • 「予算を出してWeb配信」か「ミニFMで配信」か「配信を諦める」
  • 「予算と手間をかけて音響機材を借りる」か「手持ちのものでどうにかする」

配信の選択

まずは配信について。

素人が配信する方法は「Web配信」と「ミニFM」があげられます。
Web配信は、ツイキャスとかYouTube Liveなどを利用する方法です。
ミニFMは、免許が不要な基準の微弱電波でFM放送をする方法です。

ここで問題なのは「配信ができるネット環境がない+地下」であることです。

まず、Web配信をするためには大学Wi-Fiとは別のネット環境を自前で用意する必要があります。
用意する手はありますが、それなりの予算がかかるため断念しました。

次に、ミニFMは地下であるため(ただでさえ弱い)電波が届きにくいことです。
さらにミニFMを使ってまで聞いてくれるリスナーはいないだろうとも判断しました。
ブースに行けば聞けるのにわざわざレシーバー持ってくる???

よってここでは「配信を諦める」を選択します。
代わりにラジオの声を収録し、アーカイヴとして残せるようにします。

機材(ハードウェア)の選択

次に機材について。
予算と手間はかけられないので「手持ちのものでどうにかする」の一択です。

では手持ちの機材ってなに?と申しますと......

  • みんなだいすき MacBookAir 11インチ(Windows10) x1台
  • みんなだいすき ECM-PCV80U USBマイク x2本
  • ステレオミニプラグのケーブル x2本
  • ステレオミニプラグ - ステレオフォーンプラグ の変換器 x1個
  • ステレオミニプラグを2つに分岐するやつ x2個
  • MINI3-G2-BK ギターアンプ x1個

なんとまあ、ミキサーどころかオーディオインターフェースすらないのです。
スピーカーもアンプもないし......

いや、もう一度よくみてみましょう。いずれも揃っています

オーディオインターフェース => ECM-PCV80U付属の USB Audio Box x2個
ミキサー => MINI3-G2-BK + MBA(Windows)
スピーカー => MINI3-G2-BK
アンプ => MINI3-G2-BK

ギターアンプ『MINI3-G2-BK』にはギターIN(フォーン) マイクIN(フォーン) オーディオIN(ミニプラグ)の3つの入力があります。
また、ギター用とマイク用にはそれぞれにボリューム調整用のつまみがあり、簡易ではあるがEQ(イコライザー)とエフェクターが付いています。
つまり、これ1台で「簡易ミキサー付きパワードスピーカー」になってしまうわけです。

というわけでこのように組んでみました。

  • マイク2つとMBAをUSBで接続
    • マイクのAudioBox
      • AudioBoxにはMic INモニター OUTの2つの端子がある
      • Mic INはマイクと接続して入力するためのもの
      • モニター OUTはPCから確認用の任意の音を出力するためのもの
      • Mic IN => マイクを接続
      • モニター OUT => ステレオミニプラグを2つに分岐するやつ を接続
        • そこからモニターイヤホン(またはヘッドフォン)を接続
        • これでマイク1つにつきモニターイヤホンが2つ接続されている状態になる
    • こうしてMic IN x2,モニター OUT x2が用意できる
  • MBAからギターアンプに接続
    • ステレオミニプラグのケーブルステレオミニプラグ - ステレオフォーンプラグの変換器を取り付ける
      • 要はミニプラグ - フォーンのケーブルとして使う
    • MBAのヘッドフォン用ミニプラグからギターアンプのマイクINに接続
  • スマホからギターアンプに接続
    • ステレオミニプラグのケーブルを1本
    • スマホのイヤホンジャックからギターアンプのオーディオINに接続

system_image

system_photo

これでハードウェアは解決しました。

ソフトウェア

次はソフトウェアについて説明します。

スマホを使う

Radio28では「マイクや効果音などはPC」「BGMおよび楽曲はスマホ」としました。
すべてPCで完結させることもできましたが、スマホを使う利点が2つあります。

1つは画面が増えること
28のMBAは11インチでちっちゃいです。
いやそもそもアナログ機材が貧相なので、できるだけソフトウェアの力に頼りたいところです。
つまり、欲しい機能が増えればソフトも増え、必要な画面も増えるというわけです。
ここで1つ役割をスマホに託すことで操作がかなり楽になります。

もう1つはSpotifyをDJソフトと連携させたかったからです。
皆さんはSpotifyを使っていますか?めっちゃいいですよね。
ヒプマイもリリース0秒後には新作聴けるし、ライダー曲もそれなりに揃ってるし。
Rdio28のDJでもこれが使えるとめちゃくちゃに強力です。というか絶対使いたい。

そこで始めはUnityでSpotifyAPIを使ったDJソフトを作る気でいました。
結論から言いますと、現状のAPIが使い勝手が悪すぎて作れませんでした
Spotify APIは曲やユーザ、プレイリストの情報を持ってくる程度のことしかできず、再生などをするためには公式のSpotifyのアプリやブラウザが必要になります。
つまり1つで完結するDJソフトにはならないということです。
そのため遅延があったり、細かい操作が難しくなります。DJソフトとしては致命的です。
※2019/11現在の話

なんでUnityかって?僕はUnityエンジニアだから(言い逃れ)

そこで唯一Spotifyと連携しているDJソフト『djay』を使うことにしました。
こちらはiOS,Android,Windows,OSXに対応しているアプリです。
中でもiOS版とAndroid版にはフリー版があります。
今回はAndroidのフリー版を使うことにしました。

詳細はこちら

Voicemeeter Banana

『Voicemeeter Banana』(以後、VM Banana)は現状最強の仮想ミキサーソフトです。
バ美声が流行り出してから国内の記事で見かけるようになってきた気がします。
この子にはハードウェアのインプット・アウトプットが3つ、仮想のインプット・アウトプットが2つあります。
例えば「マイクの音とゲームの音とDiscordの音を分断して、Discordにはマイクの音だけ、YouTube Liveには全部の音を載せる」みたいなことができます。
つまりPC内に存在する音を分けて入力したり出力することができます。

Radio28では次の図のような構成にしています。

input

画面左の3つがハードウェアインプットです。
その隣の2つが仮想インプットです。
それぞれA1,A2,A3,B1,B2と割り振られています。

output

画面右がアウトプットです。
インプットと同じようにA1,B1...となっています。

Radio28では次のように紐づけて使いました。

radio28_vmbanana
  • A1 Input:マイクその1
  • A2 Input:マイクその2
  • A3 Input:なし
  • B1 Input:VSTHost Out
  • B2 Input:PC内音源
  • A1 Output:ギターアンプ(メイン)
  • A2 Output:モニターその1
  • A3 Output:モニターその2
  • B1 Output:VSTHost In
  • B2 Output:収録(Audacity)

Voice Meeter Banana に関する参考記事

バ美肉おじさんによる音響解説みたいなもの|ポラリスちゃん|note

おまけ VSTHost

当日は使っていないのですが、実はマイクにエフェクト類を掛けるシステムを組み込んでいました。
DTMやバ美声に詳しい人はご存知の『VSTHost』です。
『VSTHost』は簡単に言うと「VSTプラグイン」という規格のエフェクトなんかを組むソフトです。
「VSTプラグイン」はメジャーな規格なので無料なものから高価なものまで、たくさん世の中にリリースされています。

『VM Banana』の仮想インプットからマイクの音を『VSTHost』に送り仮想アウトプットに返すということをしています。
『VSTHost』で IN => Comp => EQ => Effects => EQ => OUT みたいな加工流れを作って、スピーカーにアウトするとイイ感じにエフェクトのかかった声を出すことが出来ちゃいます。

ただし、加工には多少なり時間がかかるので遅延が発生します。
今回はスマホを使って音楽を流しているので遅延対策ができない環境でした。
また、単純にオンエア時に手間がかかります。
以上のことからVSTHostを使ったエフェクト芸は使いませんでした。

その他

その他にPCで簡単にDJをするソフト『Mixxx』や収録に使う『Audacity』なども利用しました。
そういえばAdobe課金してるからAudition使えたんだったなぁって今思った。
いずれも非常に便利なフリーソフトなので興味がある方は触ってみてね。

Mixxx - Free DJ Mixing Software App
Audacityの簡単な使い方と導入方法を解説 | AviUtlの易しい使い方

まとめ

  • ギターアンプとECM-PCV80UとWindowsがあればPAもどきができる。
  • djay たのしい
  • VM Banana つよい
  • バ美声してる人は すごい
  • 後輩くんちゃんのラジオ、楽しみにしてます

以上、MC もってぃーでした。

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